三日坊主に朝が来る
昔から三日坊主が得意だった。
この日記もはやくも三日坊主の気配がするので、いっそ開き直って三日坊主について書く。
これでわたしは脱三日坊主。
わたしに三日坊主の気配が漂い出したのは、いつからだろう。
わからないが、世の男も「美人は三日で飽きる」と言い放つほどだから、三日というのは大きな壁に違いない。美人の美貌を持ってしても飽き性の男は変わらないのだ。
きっと、そういう男は、永遠に遊んでいるか、妙に平凡な猫かぶり清楚女の手のひらに転がされて知らない間に家庭に入っているかのどちらかだ。
そういえば昨日、バイト先にきた常連客が熱弁していた。
「結婚して1日目の朝食は大事なんだ。そこでまずかったり、嫌いなものが出るともう、男は家に居たくなくなるね。俺の友達なんか初日にフルーチェがでてきたんだせ。泣けるだろ。」
忙しい朝に彼のためにフルーチェをぐるぐる混ぜる新妻に感謝の気持ちはないのか、と思わなくもないがわかる気がする。
何事も、1日目が肝心。三日目なんてみんな尻すぼみなのだ。
理想は高く、行動は粛々と。
今日も良く生きた。それだけで花丸じゃないかと自分に言い聞かせる。